仲間の意
「いつまでそこにいんだ。入って来い」
「晋助・・・」
「・・・」
「本当に良かったの?これで」
「あぁ」
「でも・・・」
「もう戻ることなんて出来ねぇよ。俺たちは」
「でも、桂さんは説得しようとしてたよ?」
「フン」
「もう!そうやって自分から敵になって・・・」
「いいから、こっち来い」
それまでソファーに寝転がっていた高杉が体を起こし、
入り口に立っていたの手を引きソファーまで戻った。
自分の隣にを座らせると、また寝転がり始める。
そしての膝の上に自分の頭を乗せる。
「ちょっと・・・」
「はぁ・・・疲れた」
「友達斬るから・・・」
「斬ってねぇ」
「あ、友達は否定しないんだ」
「犯すぞ」
「バカっ!」
「ククク・・・。俺らははじめっから仲間でも何でもねぇんだよ」
「でも一緒に戦ってたじゃない。それって仲間じゃないの?」
「仲間なんて昔も今もいねぇよ」
「ちょっと待ってよ!」
「あ?」
「私達は?私や万斉さんも仲間じゃないって言うの?」
そこでは立ち上がった。
の膝の上にあった高杉の頭はソファーに落とされた。
涙を溜めた瞳で高杉を見つめ、高杉は少し驚いた顔での顔を見つめ返す。
「私も・・・仲間じゃないの・・・?」
震える声で高杉に問い掛ける。
彼はに向けていた目を離し、天井を仰ぎ見た。
とうとうの瞳に溜まっていた涙は彼女の頬を伝い、流れ落ちた。
天井を見つめていた高杉がようやく口を開いた。
「お前は仲間じゃねぇ」
息を呑む音がはっきりと聞こえた。
「そう・・・。そっか・・・そうだよね」
「お前は仲間なんかじゃねぇよ」
その言葉を聞いて、の体は凍りついた。
それなりの覚悟は出来ていたが、はっきりそう言われるとは思わなかったからだ。
「ま、待ってよ!一緒に来いって言ったのはあなたでしょ!
なら・・・どうして私をここに置いてるの?晋助は―」
突然、高杉はソファーから立ち上がった。
今まで天井に向けていた目がまたへと移る。
高杉と目が合い、は俯いてしまった。
そんなに高杉は近づき―。
抱き締めた。
「え・・・」
「勘違いすんな。お前は俺のもんだ」
「・・・!?」
「俺には仲間なんていらねぇ。お前だけいりゃいいんだよ」
彼に抱かれた腕の中では力が抜けるのを感じた。
安堵し過ぎた彼女は彼の力を借りて立っている状態である。
それを見た高杉は彼女を抱き上げ、ソファーに横たわらせた。
そしてその上に重なり、彼女の耳元で囁く。
「腰ヌかすのは早ぇんじゃねぇの?」
「なっ・・・」
「ククク・・・」
「へ、ヘンタイ!バカっ!」
顔を赤らめ、高杉を押し退ける。
が、の手にあまり力は入らず全く動かない。
高杉の胸板にあったの手を彼は握り、もう一度耳元で囁いた。
「お前、あの頃より弱くなったんじゃねーの?」
「・・・。うん・・・」
それを聞いては素直に納得した。
「へぇー。素直にもなったんじゃねぇか」
「も、もう!ちょっとどいてって!」
ようやくそこで自分の体を起こす事が出来たは高杉を押した。
彼は素直にどき、座り直したの隣に腰を降ろす。
「だって・・・今は一人じゃないし・・・」
「へぇー」
「晋助が居るから!」
「俺が居るから?」
そこで高杉はの顔に自分の顔を近付ける。
の頬に触れそうな程近付いた。
「な、何!?」
「続きは?」
「だ、だから・・・」
「・・・」
「よ、弱くなっちゃったの!」
「フーン」
「・・・何?」
「強いお前、好きだったんだけど・・・」
「え?」
「ま、今のお前の方が好きだからいいや」
そう言うと、高杉はの口唇に自分のそれを重ねた。
突然の事に驚いただが、すぐに目を閉じ高杉を受け入れた。
あの頃・・・。
彼女が高杉と出会う前。
それはまた別のお話である。
EnD
言訳
初・高杉ですっ!!
この話は丁度12巻の後。銀さん達と別れた後のお話です。
因みにまた子さんとは別です![笑]
彼女と高杉の出会いの話もぼちぼち書きたいと思います!
全く何やってんだか・・・[爆]
また子と別って当たり前じゃ!!![笑]
本当これを書いた頃は今ほど銀魂愛ではなく。
只高杉に興味があったくらいでした。
もう今では熱狂的すぎるくらい好きです。
なのでこの夢・・・アレだ、駄目だ。[爆]
携帯サイトの方は少し書き直したのですが・・・あぁ時間がなくて手が回らない!![黙]
2007/07/26